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いつでもしっぽぴーんで私の足に果敢に勝負を挑んで来る。
好奇心旺盛、闘争心旺盛の元気なジュラくん。
あの真っ暗で悪臭漂う倉庫で飢えて逝くより、ボロだけど雨風凌げて美味しい物もあるし、そこそこ治療はしてあげられる(たぶん)から、ここでいいよね。
15日、いつもお世話になっているゴンママさんからのSOSで、網持参で子猫の保護に駆けつけました。
色んな物が雑多に置かれてある倉庫の中に子猫が居ると言う。
悪臭漂う倉庫の奥の方から『ミーミー』と言う子猫の鳴き声。
ライトで照らすと、小さい子猫二匹が重なって怯えていた。
腕を伸ばせば届きそうな距離、少しずつ物を退かして、出来たスペースに思いっきり腕を伸ばして一匹、もう一匹をゴンママさんに手渡し。
チビチビ子猫達は、風邪症状もありあまり暴れる元気もない。
チビチビ過ぎて、衰弱もしていたので、捕獲器や網も結果必要なかった。
二匹の子猫のうち一匹は、最初にこの場所の餌やりさんから相談を受けたボラさんが、もう一匹は私がそれぞれ病院に直行する事となった。
車中で、子猫はほとんど鳴く事もなく、手を握ってもあまり反応がない…。
助けられるか不安だった。
病院に入る前に、パルボチェックを受けて(マイナス)そのまま処置室へ。
私は用事があったので、病院さんにお預けして、数時間後にお迎えに行きました。
お迎えに行った時には、まるで別猫の様にニャーニャー鳴いて動きも良く、元気になっていました。
処置は全てお任せしたので、色んな検査をして下さいまして、静脈点滴皮下点滴、栄養剤の注射や便検査もして下さいました。
顔は小顔で痩せているのに、お腹だけがETの様に膨らんで、洋梨体型。
これはコクシジウムの影響と思われます。
駆虫薬と、整腸剤も頂いて来ました。
現在、食欲もあり元気なのですが、コクシの影響で軟便を繰り返しております。
脱水があるので、下痢止めの注射と補液で対応しています。
濃いめのキャットミルクと離乳食で様子をみています。
体重450gで、生後約一ヶ月ほどかと思いますが、コクシがいた事からあまり太れず、実際は生後一ヶ月半くらいなのかも知れません。
でも、とにかくこの子達が無事に発見されて良かった。
ゴンママさんが足を運び、鳴き声に気付いていなければ、あの悪臭漂う倉庫の中で糞尿まみれになって息絶えていた事でしょう。
右目の瞬膜も点眼で引っ込んで来ました。
この現場の経緯などは詳しくは分かりませんが、最初に関わったらボラさんが、子猫の居場所や月齢も確認せず、お母さん猫だけを避妊手術のために捕まえ、まだ乳飲み子であったこの子達と数日間離してしまった。
考えてみて下さい、まだ生後一ヶ月程の子猫が暗い倉庫の中で、お母さん猫の帰りを怯えなががらひたすら待っていた。
鳴き声をあげれば危険だと言う事も本能で分かっていたはず。
それでも空腹と不安に耐えかねて、鳴いてお母さん猫を呼んでいた子猫達の姿。
私やゴンママさんTNRに携わっている人間からすれば、子猫を先に保護すると言う事は当たり前過ぎるほど当然の事です。
子猫がある程度大きくて、見守っている方がいる場合であったり、お母さん猫を直ぐに戻したりする場合など例外もありますが。
ご飯をあげている方や近隣の情報も大事ですが、自分で足を運び目で確める事も大事な作業です。
命を救おうと思う活動が、一歩間違えばこの小さな命を見殺しにする様な事になってしまいます。
私もチビ黒達の時に、背筋が凍りつくほどの思いをしています。
あの子達が無事でいてくれたから、今こうしていられます。
人は、自分のミスを認め反省しない限り、また同じ事を繰り返します。
また小さな命を危険にさらす事になります。
特にメス猫さんの捕獲の際には充分にお気をつけて下さいます様に…。
残念ながら、自分の考えや行動を変えず、同じ事を繰り返す方が存在する。
犠牲になる猫が減る様に願うしかない。
現在、外猫を想って下さる皆さまからのご支援とご協力のお陰で進めさせて頂いております、新たな現場の経過報告です。
前回のご報告と合わせまして、現在までに避妊手術をさせて頂きましたメス猫さん2頭(内1頭は保護、1頭はリリース)、去勢手術をさせて頂きましたオス猫くん2頭(リリース済み)、子猫3頭保護(内2頭は預り病院さんへ)となっております。
残っているのが、預り病院さんへお願いした2頭の子猫のママ猫の避妊手術、ガムテープを貼られていたサビちゃんの避妊手術と何頭いるか確認が出来ていない子猫、こちらも何頭育てているか確認が出来ていない三毛ママの避妊手術とその子猫達の保護です。
現在、毎日の様に外猫のご飯やりを終えてから、現場に出向き捕獲作業をしています。
丑三つ時になる日もしばしば、思いっきり不審者なのですが、明るい時間帯には出て来ない猫さんもいますし、日中は車の音や人通りも多く、子猫の鳴き声も聞き取り難いため深夜になってしまいます。
猫達が現れる駐車場、建設会社の総務部長さんには、事の経緯をお話しして捕獲作業のための出入りの許可を得ています。
こちらの話に耳を傾けて下さって、地域猫にもご理解を示して下さいました。
部長さんも過去に子猫を保護したご経験もあり、外猫達の事もきちんと命として見て下さる方でした。
ただ、駐車場に毎度大量にフードが置かれてあり、いつか猫達が車にひかれてしまうのではないかとご心配下さっておりました。
毎朝出勤前に、フードの片付けをして下さっている優しい方でした。
こういった努力をして下さっている方のためにも、ご飯をあげて下さっている方達のマナーは改善しないと、と思うのですが…。
ご飯をあげると注意される、怒られる、だからサッと置いて去って行く。
誰だって怒られるのは嫌なものです。
それが避妊去勢済みであっても、怒りをぶつけて来る方や罵倒や恫喝もあります。
外で暮らさざるを得ない猫達の命を命としてみて下さらない方や、露骨に死ねばいいと口にする方も増えて来た様に思います。
それなりの生活を営み、世間的には認められた方や子や孫もいる方が、外猫は死ねばいいと訴えて来ます。
言葉がなくなりますね。
こう言った活動をしていると、表面的には分からない、その人の本心が見えて来る事が多々あります。
出来れば見たくないのですが…。
『ボロは着てても心は錦〜』
だいぶ古いですが、しかもちょっと違うかもですが、そうありたい。
今、私が出来る事は外で苦労する猫を増やさないと言う事だけです。
それも皆さまからのご協力がないと、自分の力だけでは無理な段階に来ていますが。
引き続きのご支援とご協力をお願い致します。
★ゆうちょ銀行
記号 18130
番号 29357851
『まる猫の会』
他金融機関から…
★ゆうちょ銀行
八一八支店
普通預金
口座番号 2935785
『まる猫の会』
保護した子猫
去勢手術をしてリリースしたキジトラくんと茶白くん
近くで子育て中と思われる、ガムテープのサビちゃん。
子育て場所が全く分からない変わった毛色の三毛さん。
なかなか賢く捕まらないサビトラママ
一番人慣れしていて、外では危険と判断し保護したニシ君のママ猫ニシノさん。
まだまだ緊張中。