メス猫さんが一段落した事もあって、暫くお休みしていたN地区の避妊去勢のための捕獲作業。
昨年12月に避妊手術を終えた白黒ママが、無事に育って生後5ヶ月ほどの子猫4匹を連れてやって来たと、ご飯をあげて下さっているYさんから連絡がありました。
当初Yさんは、ご飯をあげている自分の責任だからと、子猫を連れて来たら責任を持って避妊去勢しますとおっしゃっていたのですが、いざとなったら『オスはやらないよ』とあっさり。
オスは産まないから、との理由だそうです。
メスだけでも子猫は産まれないのですが…。
オス猫は、私負担となりました。
今日はキジ白くんを去勢致しました。
無事に手術が終わり、今日もせぱゆさんに送迎でお世話になりました。
このN地区には、まだまだ他にも未去勢のオス猫くんが残っています。
中には、外れないタイプの首輪しかも鈴付きをした白黒くんや、うちの保護猫ツッチー似のキジ白くん、最近発情の声でニャゴニャゴ鳴いていると言うデカイ黒猫など。
N地区に限らず、私が毎日ご飯やりに行っている場合数ヵ所にも新たなオス猫くんが流れて来ています。
中には顔にケンカ傷が生々しい子も。
去勢をしなければ、メスを求めてさ迷い、慣れない道で事故に遭ったり、ケンカで深傷を負ったり、人間に虐められたり、また避妊去勢が済んだ子達も発情で苛立っているオスの侵入に心が落ちつかず、追われてケガをしてしまう子も居ます。
実際、今日N地区の保護作業中に、マタタビに反応してゴロンゴロンしていた猫目掛けて水をかけた奥さんが居ました。
公園に仕掛けていたので、ご近所さんへはお知らせしていなかったのですが、慌てて駆け寄り、事情を説明したのですが、芝生にウンチをされるので困ると言って被害を訴えていました。
色々な対策をご提案させて頂きましたが、なかなかごなっとくしてくれずどれも却下。
最終的には『逆転の発想で、プランターなどにフカフカの土を入れて、トイレ場所を作ってそこだけにしてもらうしかないですね』と言うと憮然とした表情の奥様。
一応はご納得された様でしたが…。
うちのご近所にも黒猫くん。
先月去勢をした黒猫くんとは別猫です。
すぐ側にご飯をあげているお宅があり、引っ越しの際に判明したのですが、震災直後お腹パンパンで現れたドロンママは、元々こちらでご飯をもらっていた子でした。
ドロンママが産んだ子猫は飼い猫にして下さいましたが、次に産んだ子猫は交番に届けたそうです。
そしてドロンママさえも段ボールに入れて交番に連れて行こうとした事があると…。
『交番に持ってくと処分してくれるからね』と笑いながら話すご夫妻に対して、殴り倒したい気持ちをおさえ、私が避妊手術をしましたから、もう産みませんので何とかこのままご飯をあげて貰えませんかとフードの差し入れをして頭を下げる。
他にもこのTさん宅には私が避妊去勢をした猫数匹がご飯をもらっている。
元々ここでご飯をもらっている子達が流れて来て、私が避妊去勢したのだと思う。
ご近所と言うこともあり、あまり波風立たせたくはない。
しかし、全くもって理解不能。
猫を不憫に思ってご飯をあげているはずの人間が、子猫のみならず母猫までも処分しようとした。
当然、こちらに通う猫達を避妊去勢するなんて事は一切考えていない。
処分する事に何の罪悪感も感じていない。
こちらのあまり若くはなさそうな黒猫くんは風邪症状があり、鼻が詰まっている様でしたので、先ずは投薬で風邪を治してから去勢を考えたいと思います。
こんな消化不良を起こしそうな猫活動に対して『趣味でやってる』と言われた事がありますが、趣味ならもっと楽しいはず、飽きたらやめられるのが趣味だと思うのですが…。
私の『趣味』のために皆様を巻き込んで大変申し訳ありませんが、外猫達の避妊去勢をすすめたいと思います。
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