昨年12月から着手したN地区でのTNR活動のご報告です。
今年に入り2頭のオス猫くんの去勢手術が完了致しました。
昨年手術が完了した子達は、ある程度ご飯場所が定まっていたので、ご飯をあげて下さっている方達の情報を元に時間帯を決めて動くことができましたが、残っている子達は、ほとんどが放浪しているオス猫くん達。
足を運んだ時に出会えるかどうかは猫次第と言った感じで、無駄足になる確率の方が高いです。
それでも、一度見掛けた子や何度か見掛けた子、確認出来た子全ての避妊去勢を完了させたいと言う思いで、足を運んでいます。
現在、わかめちゃんや他の多頭の子達の体調の急変が心配なのですが、様子を見ながら祈りながらの捕獲作業です。
こう言う私の状況を知ってか知らずか、可哀想な猫が居るとの情報を耳に入れて来る方がいらっしゃいますが、悪気がないのはわかります。
ただ、このTNR活動はご経験された方ならお分かり頂けると思いますが、精神的にも体力的にも経済的にもタフでないと出来ないことです。
事務的にこなす事が出来ればどんなに楽かと思いますが、そこには目を覆いたくなる様な現状があったり、その猫に関わる人間達ともトラブルなく進めなくてはなりません。
どんな暴言を吐かれようが、理不尽な事を言われようが、猫達のために我慢しなければならないのです。
可哀想な猫の存在を知った方には、先ずご自身がどう思ったか、どうしたいか、何が出来るかをお考え頂いた上で、お話頂きたいと思います。
残念ながら、可哀想な猫はどこにでも居て、その全てを手掛けること、助けることは今の私には無理です。
どうかご理解下さいます様に…。
1月6日、何度か見かけてすごく気になっていたデカイ茶白くんを捕まえることが出来ました。
この茶白くん、かなり大柄な子で、健康状態も良さそうだったのですが、外れないタイプの首輪がかなりキツく食い込んでいました。
きっと成長過程でつけられたものだと思いますが、聞き込みをしても、飼い主の情報はありませんでした。
去勢手術とともに首輪は外して頂きました。
外で暮らす猫にご飯をあげて避妊去勢はせず、首輪だけつける方も多くいらっしゃいます。
体重の変化に応じて調整してあげないと、ゆる過ぎても猿ぐつわの様になったり、たすき掛けの様になったり事故原因になりますし、キツ過ぎては首の皮膚が炎症をおこしただれてしまいます。
それが未去勢のオスの場合、ケンカで首輪に手や足が引っ掛かったり…。
外の子又は、中外自由の飼い猫さんに首輪をつける意味をしっかりとお考え頂きたいです。
首輪を外して、無事去勢手術が終了した茶白くんは、麻酔がすっかり抜けた後に解放してあげました。
1月13日、シャム系のオス猫くんを去勢手術致しました。
一度見掛けたことのある子。
ふっくら状態も良さそうでしたし、毛づやも良い、食欲もありでしたので、捕まえました。
なかなかの警戒心でしたが、この子は誰かに似てる…。
ラグくんか。
昨年亡くなったラグくんに似てる子。
ラグくんもショボくんも、このエリア出身の子と思われます。
まだ若々しいこのシャム系のイケメンくん、ラグくんの分まで元気に穏やかに過ごして欲しいです。
柄の入り方、尻尾の形もラグくんそっくり。
現在まで手術が完了した頭数は、18頭(オス8、メス10)子猫1頭(預かり病院さんへ)
現在までの総額¥239759
ご支援下さる皆様のお陰で進めさせて頂いております。
有難うございます。