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二つの旅立ち
一つめの旅立ちは、まだ1歳半と言う若さで腎不全末期、白血病キャリアであったシャムニさんとのお別れ。


うちでお預かりしてから一ヶ月余り、点滴も薬も効果がなく、日に日に痩せて行きました。


凄く具合が悪いはずなのに、動きは悪くないと言うアンバランスさが、若さ故の事でしょうが、それがまた切なく、亡くなる数時間前まではふらつきながらトイレに歩いていた。


数歩あるいてはよろけて立てなくなった事に、シャムニさん自身が一番驚いている様でした。


横になったままでも、まだ腕の力だけで移動しようとしたり、呼び掛けにも反応していて、数日前からほとんど出なくなった声でニャーと言っている。


話しかけたり撫でたりすると、目を閉じたままでもずっと口はニャーと言っている。


お返事してくれてたんだね。


口からは黄色い胃液の様なものがずっと滲み出ていて気持ちが悪かったろうけど、吐き出す気力も体力も残ってはいない。


前日の夜から不定期に小さな痙攣はあったものの、最期は本当に静かに穏やかに眠る様に逝ってくれました。


うめき声をあげる事も、呼吸が苦しくなってドタバタと痙攣する事もなく、いつの間にか呼吸をしなくなっていた。


24日午後6時20分永眠致しました。


こんなに静かな最期を看取ったのは初めてです。


何もしてあげられなかったけど、苦しまずに逝ってくれた事が本当に救いです。

飼い主であるMさんからは、私に看取って欲しいとは言われていましたが、シャムニさんにとってはどうなんだろうと迷いながら過ごして来ました。

環境が変わっても人なつっこい性格は変わらず、私にもスリスリと甘えてくれていましたから、これで良かったんだと思う事にします。


昨日、飼い主Mさんと共に斎場でシャムニさんとお別れをしてきました。


甘えん坊でおしゃべりなシャムニさん、何人かの方に愛しく撫でて頂いて嬉しかったと思います。


ありがとうございました。

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もう1つの旅立ちは、うしまるも歩けば…パート1のアスリちゃんが無事トライアルに入りました。


いつも写真撮影や掲載などでお世話になっております里親様でもあるFさんのご紹介で繋がったご縁です。

Fさんと同じ職場の、こちらもF様とおっしゃる30代の男性のもとにアスリちゃんはお嫁入り?する事となりました。


通常、お一人暮らしの方への譲渡はお断りさせて頂いていたのですが、猫を飼う事への確かな思いと責任も伝わってきましたし、何より同じ職場には『猫飼いの会』なるものが存在するほど、猫飼い歴の長い方々や猫好きの方がいらっしゃるとか。


猫飼いデビューのF様をサポートして下さる頼もしい方々に囲まれている事は、私としても大変心強いです。


一昨日、25日トライアルのためお伺いしました。


こちらがお願いしていたケージやトイレもご用意してくださって、猫の本までご購入されたとか。


先ずは猫の基礎知識も大事ですからね。


アスリちゃん仕様に整理されたお部屋でキャリーオープン。


一度ベッドの下に隠れたのもほんの一瞬で、おもちゃで誘うと直ぐに遊び始めたアスリちゃん。


子猫とは言え生後4ヶ月ですから、暫く引きこもったり数日ご飯を食べなかったりする子も居る中、本当にこの子は順応性が高い。


安心してF様に託して来ました。


一応一週間のトライアル予定ですが、きっと大丈夫でしょう。


快く預かって下さったA様、送り出して下さる時には涙ぐんでらして、でも笑顔で送り出して下さいました。


色んな方に助けて頂いたお陰で繋がったご縁と感謝しております。


アスリちゃんは、さくらちゃんと言うお名前を頂きまして、幸せへの旅立ちです。

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クシャミ
只今、うしまる家では風邪が蔓延しています。


症状としては、連続のクシャミ、鼻水、涙目。


マッシュを除いてほぼ全員。


一番症状の重いのが、先日ワクチンの追加接種をしたばかりのシャム吉、茶トラ兄弟のポコくん、たらこさん、かつおくん。


鼻の炎症があり、上を向いて口での呼吸。


食欲も落ちてしまいました。


猫同士の接触はなくても、別部屋でも飛沫感染恐るべしです。


内服と点鼻薬、それが難しい子にはコンベニアで対応していますが、まだまだ終息には時間がかかりそうです。


キャリアの子達や、子猫達、免疫力のない子達が居るので、もっと早めに対応すべきでした…。


申し訳ない。

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昨日まで食欲のなかった鼻水キラリのシャム吉くんとツッチー。

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ケージから出してフリーにしてみたミケミケさんもクシャミ鼻水食欲減退。

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ポポくんも風邪症状がありますが、威嚇する元気はある。

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ニン太も

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姫ちゃんもまだまだ本調子ではなく…

一番移してはいけないシャムニさんも鼻水…

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こちらのナッキー嬢は、早めのワクチン接種のお陰で軽め症状で治まっています。

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今日は、茶トラ兄弟のポコくんを病院に連れて行く予定です。


ポコくんは、内服も点鼻も自宅でのコンベニアも断固拒否なので、治りも当然悪く食欲もないので。


毎日クシュンブシュン、オエッとあちこちから聞こえてくるこの状況を何とか終息させねば。




外の猫達だって風邪は引くはずですが、多少具合が悪くてもそれを見せずにご飯の時間には待っている。


とにかく食べなければ保てないと言うことを知ってるから。

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お婆ちゃん宅に移動したメメちゃん。

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公園のローダ

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最初に現れた時の倍になったんじゃないかと思うくらいムッチムチのボブくんとトムくん。

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駐車場のベレーくんとチャーモ

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うしじと半ちょび

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みーちゃんを慕っていたキントラ

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チャマ、クリーム。


天気が良い日には落ち葉がフカフカベッドになって日向ぼっこが出来ていたけど、雨が降って濡れ落ち葉になってはそれも叶わない。

外猫達には厳しい季節になりました。
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ちびっこ達
保護当初130gしかなかったナッキーちゃんも、お陰様で今や600g超え。


今月9日には捨てワク3種を接種して来ました。


お通じも順調、ナッキーの名前の由来通り大きな声で鳴いてアピールしてます。

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こちらは先日、シャム吉くんの掲載用のお写真を撮って頂くため、お世話になっているFさんに出向いて頂き、撮って頂いたもの。

やはり性能の良いカメラとそれを使いこなす腕をお持ちだと、同じ猫でもこんなにも違う…。

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(友情出演、近藤にゃんこの手)


この頃はまだお尻付近の毛が茶色く染まってしまってますが、徐々にキレイな白に生え変わって来てますよ。

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この日のシャム吉くんは緊張のため撮影断念。

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私にばかり絡んで来ていたナッキーちゃんですが、少しずつ他の猫にも興味を持ち始めました。
ポンポコ効果。

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こちら1.8kg超えのアスリちゃん。


今月10日にFさんのご紹介で、こちらもFさんと言う男性とお見合いをさせて頂き、今日からトライアル予定でしたが、アスリちゃんをお預かり頂いているAさんから軟便が…との連絡があり、トライアル延期となりました。


昨日病院にて便検査などして頂きましたが、何も検出されず整腸剤を頂き保温やフードなどを見直しで様子をみます。


F様は本当に指折り数えて心待ちにしてくださっていたので、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、万全の状態で送り出したいこちらの気持ちをご理解下さいました。


これから長い共同生活、楽しみが少しだけ先送りになっただけと思って頂けたら幸いです。

こちら相も変わらずドタバタいたずら三昧の多頭子猫達。

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ジャンプ

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ジャンプ

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ジャーンプ

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相変わらずつまみ食いならぬつまみ飲みが止められない、かんちゃん。

今月24日はかつおくんの去勢手術予定です。


やっとこれで5頭不妊手術完了となります。




ご高齢みーちゃんは只今ショボくんをお預かり頂いている知人宅へ一時移動。


鼻の詰まりもあり、またワクチン接種延期。


コンベニアを続けて、腎臓のお薬を暫く試した後、再度検査してから別の知人Mさんへ託す事となります。

黄昏チームは、それぞれ我関せずでまったりゆったり過ごさせて頂いております。


若いもんがワラワラ居るうちでは、ご高齢猫さんはストレスになってしまうので、本当に助かります。

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引っ越しをキッカケに保護した子や、子猫達の検査ワクチンの日々が続いています。


多頭からのシャムニさんも既に2kgをきってしまい、現在食欲が全く無くなって、強制給餌も極端に嫌がります。


うちでお預かりした時から、口臭は腎不全の子独特のアンモニア臭がしていましたが、そろそろ覚悟の時かも知れません。


この世にデビューして間もなく生きるパワーがみなぎっている子猫達の傍ら、隣の部屋では儚く消えてしまいそうな命がいます…。

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撫でられるのが大好きなシャムニさん。

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今月上旬にはまだ遊ぶ元気がありました。

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数日前にはマグロのお刺身や蒸しホタテは唯一食べてくれたのですが。
今日

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ポンポコ茶トラ
12日の夜に保護した茶トラ兄弟を今日病院に連れて行きました。


パルボ検査、便検査、エイズ白血病検査全て陰性でしたので、7ワクチン接種。

今のところ、副作用もなくご飯を食べて仲良くあそんでいます。


体重も保護した時から少し増えて、ポンくんが1.2kg、ポコくんが1.1kg。


この子達、オス猫兄弟ですがま〜ったり、ほんわかした性格で、とってもお利口にゃんこ。


その性格がお顔にも表れていると言うか、とっても癒し系なんです。


お転婆ぶりがパワーアップしたアスリちゃんや、自己主張の強いナッキーちゃんと比べるから尚更そう感じるのかも…。


そしてそして、ポコくんには何とも珍しい特徴があるんですよ。


左後ろ足の指が5本の幸運を呼ぶ猫さん。


どれくらいの確率で存在するのかわかりませんが、私は初めて出会いました。


きっときっと周りをハッピーにしてくれる猫さん。


そのためには先ずポコくんが幸せにならないとね。

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尻尾短めポンくん

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パッピーボーイポコくん

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右見て

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左見て

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上見て

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アクビして

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全部カワイイ

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ポポくんもカワイイ

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うしまるも歩けば…パート3
このシリーズそろそろ終りにしたいんですけど…。


どんだけーって叫びたくなる…。


12日夜のご飯やりの際にまたしても子猫発見。


ローダ一頭だけになった公園で、ローダにご飯をあげてふと見ると、ベンチの下に小さな段ボール箱一つ。

蓋は開いていたので、中を確認するとペットシーツの上にドライフードがパラパラ、封を切っていないコンビニオリジナルのパウチ二つ。


きっと最近ローダを可愛がってくれている若いお姉さんが寒かろうとローダに用意してくれたものだろう、でも7kg超級のローダには小さすぎる段ボール…猫を飼ったことがないって言ってたから、きっとわからないんだな。


と、安心してローダが食べ終わるまで、知人と暫し電話。


『んっ?えっ?はっ?』


ベンチに座りながら電話をしていた私の足下に、茶色く動く物体が…。


茶トラの子猫が鳴き声も出さず、逃げる訳でもなく二匹。


またやられた…。


小さな段ボールが置いてあった場所から二匹は数メートル移動して公園内の植え込みに居た様です。


自分達が遺棄されたなんて事も分からず、パニックになる事もなく人も怖がらずにひょいと捕まり、自宅へ。


体もあまり冷たくないし、私が公園に行く直前に遺棄された様です。


二匹はふっくらムチムチで、爪も耳の中も汚れ一つなく、目やにもない。


明らかに飼い猫。


帰宅して温めたご飯をペロリ完食し、トイレもきちんと使ってくれて、オモチャで遊び始めたくらい、おっとりだけど物怖じしない子達。


生後二ヶ月くらいの茶トラ兄弟。


ナッキーちゃん遺棄の際に、確かに当ブログで生後二ヶ月くらいまではお母さん猫と一緒に居させて欲しいと、確かに書きました書きましたけども、だからと言って遺棄して良いとは言ってないのだけど…。


毎日ご飯やりに行く場所に、こう度々遺棄されては…本当に参ってしまいます。

次のシーズンもまた次のシーズンもかと考えると恐ろしい。


今後は、『私は悪人ですから、猫を棄てないで下さい』と言うたすき掛けでもして歩こうかと思います。


遺棄する人間は、行政に持ち込んで殺処分になるよりは、外に放すとか誰かに拾って貰えたらって考えるのでしょうが、外で生きていく事はそんなに簡単な事ではないですし、良い方に拾われるとは限らないです。

この茶トラ兄弟だって植え込みに居てくれたから良かったものの、道路に出ていたら…。


こう言う事があると思うのは、飼い猫も登録制にすべき、避妊去勢の手術費用ももっと低料金にすべき。


飼う側の意識が向上すれば、法の厳罰化なんて必要ない事なんですが。


猫を遺棄する事を何とも思わない人間、自分がご飯をあげている子でさえ行政に持ち込もうとする人間が存在する事は、悲しいかな現実。



ともあれ、人を疑わない澄んだ瞳をしたこの子達には何も罪はない。


私が今出来る事をして、家族の一員として大切にして下さる方を見つけてあげなければ。


この純粋な瞳を守るために。

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再度戻って他に子猫が居ないか確認。

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H27.10月のご支援金の用途について
ご報告が遅くなり大変申し訳ありません。



☆収入合計 ¥111000
(ローズ、シェリーの医療費ご協力金¥20000含む)


内訳


・まる猫の会へご送金頂いた金額 ¥106000


・直接頂いた金額 ¥5000


★支出合計 ¥212007


内訳


・医療費 ¥86022


・ゴンママさんへカンパ ¥25000
(10月6日¥5000、10月29日¥20000)
※ゴンママさんが相談を受けた前脚が壊死し切断手術を受けた外猫さんの手術費用にお遣い頂きたく、ローズ、シェリーの飼い主みなと様にも快諾頂き医療費ご協力金の¥20000をお送り致しました。

緊急で大きな手術を要する猫と出会う事は、いつ誰の身に起こっても不思議ではありませんので。


・その他 ¥100985
(猫砂、内外フード、預かり先へのフード猫砂、子猫用フード、キャットミルク、カロリーエース、カイロ、交通費等)



自己負担金 ¥101007でした。



ご支援下さいましたMT様、SI様、SM様、KY様、ローズ、シェリーの飼い主みなと様、猫達のために有難うございました。


また、いつも猫達の搬送などでお世話になっておりますせぱゆさんから、保護猫が増えた事をご心配下さり、医療費にと¥5000のカンパを頂戴しております。

有難うございます。



ご支援物資もたくさん頂戴いたしました。


krdddy様、ミウラ様、住所変更のお知らせもせずにいたため、大変お手数をおかけしました。

お陰様で、冬に備えふっくらムチムチの外猫達です。

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3日 ショボくん、血液検査、ウイルス検査、レボリューション。
ツッチー、血液検査、ウイルス検査、コンベニア、点眼薬

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5日 シャム吉くん、血液検査、コンベニア。

ショボくん用コンベニア、マッシュ用コンベニア。

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13日 ナッキーちゃんパルボ検査。
ツッチー用点眼薬。

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17日 シャム吉くん、ウイルス検査、ワクチン。

ナッキーちゃん、便検査、整腸剤、デキサンローション。

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19日 アスリちゃんワクチン。

ナッキーちゃん、整腸剤

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22日 ナッキーちゃん、デキサンローション。

ツッチー用レボリューション。

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27日 ショボくん、ワクチン

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30日 たらこ避妊手術、白血病検査、便検査。

ナッキーちゃん、浣腸処置

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せぱゆさんからカンパ。

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ミウラ様からのご支援物資

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| ご支援金の用途について | 11:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
みーちゃん保護
今月1日の夜に、ご高齢猫のみーちゃんを保護致しました。


みーちゃんの保護は、以前から考えていて、特に水を大量に飲み食欲のない日もあった春頃から、知人のMさんに相談し冬を前に受け入れて頂く予定でおりました。


Mさんは一時期みーちゃんを気にかけてご飯をあげてくださっていた方ですが、私が毎日足を運んでいる事から、安心して撤退した方です。


医療費はかけてあげられないけど、家の中で見守ってあげる事は出来るとおっしゃって頂きました。

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みーちゃんを保護した翌日、せぱゆさんに搬送をお願いし、病院でエイズ白血病検査と、必要項目の血液検査をして頂きました。


一番心配していた腎臓の数値は、幸いな事に想像していたより遥かに低く、エイズ白血病も陰性。


基準値よりは高かったものの、ご飯やネフガードなどで維持出来る範囲内。


歳相応の数値でした。


ただ、風邪症状で鼻詰まりと熱がありましたので、ワクチンは延期してコンベニアを打って頂きました。


発熱から来る脱水がありましたので、数日は自宅にて点滴をしながら、回復したらワクチン接種後、Mさんへ託したいと思います。

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みーちゃんとの出会いは、7年以上前になりますが、あるお宅の庭に棄てられていたところを保護され、そのお宅の方が避妊手術をして下さったのですが、先住猫さんとの折り合いが悪く、みーちゃんは外猫に。


そのお宅の方は、お隣に超がつくほど猫嫌いな方が住んでいるので、余程でない限りみーちゃんにご飯をあげたりはしていなかった様です。


みーちゃんは、人なつっこい性格が幸いして、通りすがりの方にも可愛がられ、ご飯をもらい命を繋いでいた様です。


私が毎日通う前には、毎日カニカマとチクワをどっさりもらっていた事もあり、今回の腎臓の数値にはびっくり致しました。


同じ様にカニカマやチクワをどっさりもらっていた亡き保護猫のうしおやミャーミャーは共に最後は腎不全で若くして亡くなりました。


やはりダブルキャリアや難治性の病気を持っているいないでは大きく違うのかも知れませんね。


ともあれ、ずっと心配だったご高齢みーちゃんの保護で一番安堵したのは私かも知れません。


いつ急変してパタリと姿がなくなるかと気が気ではありませんでしたから。


推定13歳のみーちゃん、今後は猫嫌いの老人に石をぶつけられる事もホースで水をかけられる事も、傘を振り回して中学生に追いかけられる事も、ノーリードの犬に追われる事もなく、暖かい場所でのんびり過ごせます。


今まで見守って下さった方々にも有り難く感謝しております。


みーちゃんを母の様に慕ってストーカーしていたキントラは少し寂しくなってしまいますが…。

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みーちゃん保護で、ツッチーにはシャムくんと同じ三段ケージに移動してもらいました。

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大好きな蒸しホタテでご機嫌とり。

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ツッチー美味しい?って聞くとこのお顔でお返事…。

満足してくれた様です。
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多頭、その後
先月19日、いつもお世話になっている病院の獣医師から相談の電話がありました。


私がアスリちゃんのワクチン接種を済ませ帰宅後、多頭の主Mさんが調子の悪い猫さんを連れて病院に来たそうなのですが、検査の結果腎不全である事が分かり、毎日点滴に通うのは難しく入院をさせる事となったとの事なのですが、診察室でパニックになり暴れてしまい、入院して治療は不可能と判断したとの事。


獣医師からの相談と言うのは、Mさん宅へ通い点滴をしてくれないだろうか、と言う相談でした。


私が通うのは問題ないのですが、その度に天井裏などに逃げてしまうので、それを毎回捕まえてと言うのは…。


結局一週間後の検査の日まで、うちでお預かりし毎日点滴をする事に。

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スリスリの超甘えんぼ

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腰骨が浮き出るほどやせていました。

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黒集団にクンクンされまくり

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最初の数日はオモチャにも反応していたのですが…

Mさん宅へ術後リリースした成猫は8頭、うち残念ながら夏に1頭が熱中症で亡くなっています。


シャム系の子とだけ聞いてMさん宅へお迎えに行きました。


キャリーに入っていたのは、一番Mさんになついているシャムニさんでしたが、かなり痩せてしまっていました。


私がMさん宅へフードの差し入れなどで伺うと、猫達はみんな隠れてしまうので、確認が出来ていませんでしたが、6月末の避妊手術から僅か数ヵ月の間に1kg近くも痩せてしまったんですね。


この日の体重2.5kg、BUN120、クレアチニン5.9、リンは15オーバーで測定不能。

シャムニさんは白血病キャリアで、まだ1歳半くらいです。


避妊手術時に、腎臓の数値が少し高いですねと言われていましたが、あっと言う間に入院レベルにまで進行してしまいました。


点滴の効果に期待して、一週間後Mさんと共にシャムニさんを連れて病院へ。


検査の結果は、期待していたほどは下がってはおらず、BUNが100に下がったくらいで、クレアチニンとリンは横這い状態。


点滴の他にお薬もプラスしましょうとの事で、セミントラと言うお薬を出して頂き、また一週間後検査をする事になりました。


今月3日、三度目の検査でもやはり変わらず数値が高いままでした。


こんな数値でも、シャムニさんはチビ達に負けないくらい食欲はあったのですが、一日に必ず一回は嘔吐をしていました。


体重も少し増えて喜んでいたのですが、また減ってしまいました。


何とか体重を維持するためにも吐き気止めを出して頂きましたが、こんどは食欲がなくなり、一日に数回吐く様になってしまい、元気もなくなりじっと目を閉じて大人しくしている時間が増えてしまいました。


腎不全も末期との診断です。


若いだけに進行が早いのか、白血病が加速させているのか…。


薬も吐き気止めも効かなければ、どんどん痩せてしまいます。


してあげられる事は点滴だけ…。


シャムニさんは、同じ多頭から保護した白血病キャリアの子猫達と同じ部屋で過ごしていますが、子猫達が元気過ぎてキャリアである事なんて忘れていたところ、シャムニさんの預かりで、子猫達の近い将来を見せられている様な、何とも言えず考えたくない現実を突きつけられた思いでおります。


Mさんは、優しい方で具合の悪い猫さんは病院へ連れて行って診てもらいたいと思う方です。


避妊や去勢はあまり積極的にお考え下さらなかったのですが…。


ですが、病院さんも慈善事業ではないので、Mさんの思いを全て汲んであげる事は出来ないでしょう。


Mさん宅にリリースした残り6頭が具合が悪くなる度に、病院さんやMさんから私に相談が来るのかと思うと、考えてしまいますね…。


一度関わって完了した現場、再度相談されてしまう事は多々あります。


その度に、自分が抱える保護猫達の事や外猫達の事が後回しになってしまいます。


相談者は皆、自分の猫が一番可哀想だから何とかして欲しいと訴えます。


看取ると言う事は、何度経験しても決して慣れる事はないですし、辛いものです。


シャムニさんの残された時間をどの様に過ごさせる事が良いのか…。


シャムニさんに愛情をかけてきた飼い主であるMさんと過ごす事が一番良い様な気がしますが、あの不衛生な環境では…と戸惑ってしまいます。


いくら掃除をしても、長年染み付いた生活習慣を変えない限り、すぐにまた散らかってしまいます。


先日伺った時には、この時期にしてハエがブンブン飛んでました…。

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Mさんご自身も腎臓を患っており、週に4日病院巡りで帰宅後は何もしたくないほど疲れてしまうとか。


僅かな年金の中から、飼い猫の治療費を捻出する事も、お世話をする事もかなり難しいと思います。


今後の事は、シャムニさんの体調を見ながら、判断したいと思います。

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三段ケージから一段ケージに移しました。


常に瞬膜が出ています。

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循環が悪く、輸液が片足に溜まって抜けにくいです。

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避妊時のシャムニさん

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夏に亡くなった淡い茶トラくん。

前日までご飯も食べて元気だったそうです。


どうか安らかに…
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