21日ご飯やりを半分終えて次の場所へ移動中、子猫の鳴き声が…しかも大音量。
と同時に目の前を子猫が鳴きながら凄いスピードで横切った。
子猫が横切った場所は、車ビュンビュンの大きな道路脇。
幸い道路には向かわずに、道路脇の公園の植え込みに潜った。
近付くと逃げるので、近くにササミをそっと投げてあげたら、反応してくれて少し食べ始めたところ、静かに近づいて捕まえようとしたけど、察してまた全力で逃げてしまい、公園の資材置場の下に潜り込んだ。
近くに居た中学生が集まって来て、子猫を探そうとするので、捕獲器を持って来るから、そっとしておく様にお願いする。
中学生の話しだと、私が気付く暫く前から鳴いていたとの事。
急ぎ帰宅して捕獲器やら洗濯ネット持参で戻る。
大音量の鳴き声は少し移動をしていたけど、付近に居てくれた事にホッとし、鳴き声の方へ近づいてみる。
私に気づきササッと民家の倉庫に入ったのを確認し、捕獲器をセットしていたら、裏のお宅の奥さんが出て来た。
事情を話すと、数日前から小さな鳴き声がしていたと言う…。
同じ子なのか、この子の兄弟猫なのかは不明。
ふとその奥さんAさん宅の庭にちょうど良い感じのレンガがあり、快くお貸し頂けて倉庫下一ヶ所を除き逃げ道を塞ぎ、Aさんにお手伝いをお願いしたら、ちょっと待ってねと一旦お家の中へ戻られ、出て来た時には手には軍手、サンダルもスニーカーに履き替え、頼もしいほどヤル気満々で出て来られた。
これまたちょうど良い感じの竹のホウキがあり、それでAさんに倉庫下の子猫を移動させてもらった。
ちょっと手こずりながらも、結局逃げ道にセットした捕獲器にうまいこと入ってくれた。
約一時間の捕獲劇でした。
無事捕まった子猫を見て、可愛い可愛いと言って下さったAさん。
Aさんも、9歳になる兄弟猫二匹を飼っているそうで、私の事情を話し子猫の一時預かりを申し出て下さいました。
子猫は、検査やワクチンのため一旦自宅に連れて帰って来ました。
子猫が目の前を横切った時には、何とかして保護する事しか考えていませんでしたが、何ともラッキーなご縁に恵まれて有り難い事です。
パニック状態で鳴きながら走り回ってシャーシャーしてた子猫も、一度抱っこしたら今度は大音量のゴロゴロを聞かせてくれました。
お母さん猫とはぐれてしまったのか、いつまでも帰って来ないお母さん猫を探しに出たのか、遺棄されたのか…。
この付近には川が流れています。
たまに子猫が棄てられると、Aさんもおっしゃっていました。
保護したサビトラちゃんは、800gまだ目の色もクリアになっていないので、二ヶ月弱でしょうか。
食欲もあり、風邪症状もほとんどなく、たくさんお母さんのおっぱいを吸っていたらしく痩せてもいないし、爪や耳の中もさほど汚れてもいませんでした。
同じようにさ迷っていた兄弟猫が居たとしたら…と思うといたたまれませんが、私が毎日通る道でもありますし、Aさんも他に子猫がいないか気をつけて下さるとの事です。
と言う訳で、昨日早速病院にてパルボ検査、エイズ白血病検査、便検査、耳ダニ検査をして頂き、全て陰性でしたので7ワクチンを接種して帰宅。
その後、ワクチンの副作用もなく元気いっぱいです。
やっとオモチャで遊ぶ心の余裕も出て来ました。
Aさん宅で数日から数週間お預かり頂き、それまでに里親様が決まらなければ、うちで保護しながら引き続き里親募集となります。
昨日は、多頭からの保護子猫かん君の去勢手術も無事に終えました。
子猫と言っても早いもので生後5ヶ月くらいにはなります。
手術が無事に終わったか、予後はどうか…心配する気持ちは他の子の倍ですが、取り合えず手術が完了した3頭は順調です。
あとは、少し体が他の子より小さめのかつお君とたらこちゃんの避妊去勢が残っていますが、引っ越しを終えてからと考えています。
ご支援に感謝
いつもお世話になっておりますSI様から『外で頑張って生きてる子達に何かしたくて』とおっしゃってたくさんのフードをお送り下さいました。
食欲の秋、厳しい冬に向けて食欲旺盛の猫達が美味しくいただいております。
有難うございました。