今月4日、1年2ヶ月ぶりに無事な姿を確認出来たコア君。
その後は会えず、コア君が来た方向を探して回りました。
古い木造住宅がびっしり並び、細い一方通行の道が多く、懐かしい雰囲気のするエリア。
猫がたくさん居そうな場所です。
ゴンママさんが関わったN地区や近藤さんの現場とは違い、ペットボトルや猫避けのトゲトゲが置いてあるお宅はほとんどなく、聞き込みをしても猫が居ようが居まいがあまり気にしていない方が多い様でした。
猫にとってはある意味過ごしやすい地区なのかも知れません。
その道路にぽつんと小柄な猫発見。
近づくと警戒して逃げますが、その小柄な猫の後をちびっこ二匹が一緒にくっついて逃げ、一定の距離からこちらを見ていました。
その日は、そこにご飯を置き数時間後片付けに行きました。
それから毎日通い、子猫は二匹のみと判断、8日の夜遅くに子猫の保護とお母さん猫を避妊のため捕獲に出向きました。
車二台停められるくらいの駐車場の奥の物置の下が子育て場所となっていました。
お母さん猫と思われる猫は警戒心が強く全く近づいて来ません。
ぐいぐい近づいて来たのは、シャム系の中猫さん。
ちびっこ二匹の数ヵ月上のお姉さん猫だと思います。
先ずは子猫二匹を網で保護。
お母さん猫は近づいて来ないので、シャム系の中猫さんを捕まえました。
自転車に積めるのは、これで精一杯。
病院の手術の予約も一日一頭まで、お母さん猫は残念ですが後日です。
保護出来たのは夜11時過ぎでしたので、翌日病院へ。
緊張と恐怖でトイレでぴったりくっついているイケてる小メンズ。
こちらも緊張で鳴きもせず固まってしまっている、とってもキレイな気品さえ感じる中猫さん。
子猫二匹は、エイズ白血病検査、パルボ検査全て陰性。7種ワクチンを接種致しました。
風邪症状が落ち着いたミケミケさんも3種ワクチンと血液検査で腎臓の値を調べて頂きましたが、腎臓の数値は順調に下がり良好です。
しかし、保護してから体重が1kgも増えてしまいましたので、気をつける様言われてしまいました…。
中猫さんの避妊手術も無事に終わり、悩みましたが触れないこの中猫さんはリリースかな…でも病院でまだ出産経験のない生後6〜8ヶ月の子と聞かされまた悩み。
いつも搬送をしてくださっているせぱゆさんが、これから天候も不安定だしリリースは可哀想と、預かりを申し出てくださいました。
子猫とは違い、直ぐには慣れないとは思いますが、生後半年クラスの子ですので、慣れる可能性はあります。
せぱゆさん、どうぞ宜しくお願いいたします。
と言うことで、ホッと安堵したのもつかの間。
いつもの様に外猫達のご飯やりに出掛け、場所を移動してしまった三毛ちゃんにご飯をあげていると、竹刀片手に70代の男性が凄い形相で近づいて来ました。
アルコールの臭いをプンプンさせながら一方的に怒鳴りつけ、こちらの話しは全く聞こうとしない。
三毛ちゃんは、その男性の姿を見ただけで逃げてしまいました。
外猫達のご飯やりをしていると、こんな場面はしょっちゅうです。
不妊手術済みであっても、ご飯をきちんと片付けますと言っても何を言ってもお願いしても聞く耳を持たない方はたくさんいます。
そんな方達の決まり文句は『エサやって増やしやがって』『お前が連れてって飼え』『みんなが迷惑してる』
言い返すことは簡単ですが、今後の三毛ちゃんの事を考えると、この場所には置いておけないと判断。
翌日、保護致しました。
その男性の事は以前から度々見かけておりました。
夜に懐中電灯と竹刀を持って町内をうろうろしている方です。
お話をしたこともあり、地域猫に関してその時にはご理解を示してくださっていたのですが…。
基本的にアルコールの力と武器を持たないと女ひとりに文句を言えない方なのでしょうが、私が味わった恐怖心は最寄の交番へ通報させて頂きました。
三毛ちゃんは、知らない場所に連れて来られて緊張で、ケージも嫌がってずっと鳴いていますが、私が見ていられる時だけフリーにしています。
今は私の後をついて回り、一緒に寝ます。
三毛ちゃんの事を、茶ボスの飼い主Kさんに相談したところ、事情を察して下さり三毛ちゃんを期間限定ではなく、丸ごと引き受けてくださることになりました。
本当に有り難く感謝しております。
早速、Kさん宅へ三毛ちゃん用の二段ケージを手配致しました。
と言うことで、11日には預かり先が決まったシャム系のルネちゃんの検査とワクチン、受け入れ先が決まった三毛ちゃんの検査とワクチン、状態が心配な保護猫ラグ君の検査のため病院へ。
ルネちゃんも三毛ちゃんもエイズ白血病検査陰性でしたので7種ワクチンを接種致しました。
一番心配なラグ君…腎臓の数値は少し下がっていたものの、貧血がかなり悪化していましたので、またエポジン(造血剤)を再開することとなりました。
尻尾の付け根からの膿も、貧血が進行したためだそうです。
一日おきに三回エポジンを注射して月曜に検査です。
くっついていると安心した表情の三毛ちゃん。
長く外で苦労させてしまったね。
ヒマラヤン系ハッチ君。
おめめが控えめですが、イケてるでしょ。
おめめクリクリ鼻黒のシャム系ロックン。
共に800g
まだ自ら人間には近づいて来ませんが、元気いっぱいヤンチャ兄弟。
6月3日〜11日までの医療費¥87253と、かなりのハイペースとなってしまいましたが、生き物に携わっている以上予定通りとはいきません。
ご支援に感謝
まる猫の会へご送金下さいました、とろりん様有難うございます。
今月SI様からは二度目のご支援物資を頂戴致しました。
N地区で収穫なしの帰り道、待ち合わせをさせて頂き、お忙しい中たくさんのフードを届けて下さいました。
重い荷物を然り気無く運んで下さる素敵なご主人様にもお手数をおかけしました。
有難うございます。