昨日からU町の猫達の避妊去勢に着手致しました。
U町とは何かとご縁がある様で、双子の姉妹と関わり11頭の保護を終了した引っ越し置き去り空き家、Tさんの庭猫、3兄弟、川に遺棄された2兄弟、足と尻尾が切断された様に壊死し虫の息で夜間救急で手当てのかいなく亡くなった猫さん…。
空き家からはメイちゃんを保護し、クーンまめちゃんを飼って下さっているFご夫妻のお宅へ。
保護当初のメイちゃん。
Tさん宅からは、ゴンママさんが断尾手術をして下さったポポ君を。
家に来た日のポポ君
さて、そんなU町へ再び着手する事になった経緯ですが、U町の町内会長さんが管理センターへ猫相談をし、避妊去勢をする方向で前向きに考えたいとの事で、センターの所長さんからは、なんとなーく私に打診と思える依頼があった訳ですが、その時点でははっきりとしたお返事をせずにいました。
が、センターの預かりミルクボラさんがU町の子猫二匹を保護し、里親募集している事を知り、主婦でありお仕事もしながら支援も募らずに頑張ってらっしゃる個人ボラのMさんのお手伝いなら私にも出来るかなと、私の方からMさんにご連絡をさせて頂きました。
Mさんは、今年春に里子に出したサビちゃんが、里親様宅から脱走してしまいU町へ捜索のため足を運んでいたところ、あちこちに猫の姿を確認し心を痛めていたそうです。
幸いと言うか、私は初めての経験ですがU町の町内会長さんは、避妊去勢の費用を出来るだけ町内会費や寄付を募って何とかしたいとおっしゃって下さいました。
餌やりさんを責めるどころか、費用の要求もせず気持ち良く納得して頂いた上で避妊去勢を進めたいとも。
世の中にはこんな町内会長さんもいらっしゃるんですね。
U町が、仙台市初の地域猫のモデル地区になればと本気で思っています。
U町の成猫は、確認出来ただけで10頭以上、子育て中のメス猫さんも数頭いるため、手術可能な猫さんからどんどん進めて行きたいと思います。
町内で今すぐ出せる金額ではとても足りませんので、私とMさんそれぞれ一頭ずつメス猫さんの避妊代をカンパさせて頂きました。
二ヶ所の猫スポットのうちの一ヶ所は、アパート住まいのご夫妻宅。
昨年虫の息だった猫の相談をして来たDさん宅。
相変わらず飼い猫のオス二頭も去勢をしないままで、室内からは猫のオシッコの臭いが外まで漂ってました。
ドア前には、外猫用のご飯が置きっぱなし、これも相変わらずです。
昨日は、こちらに通って来る生後半年のロシアン系のメス猫さんを手術させて頂き、今日町内会長さん立ち会いのもとリリース致しました。
こちらのロシアンちゃん、スリベタの可愛い子で結局抱っこして捕獲器に。
飼い猫としてかなりオススメです。
ロシアンちゃんをリリース後、キジ白の中猫さんを発見。
耳カットかとも思いましたが、どうやらケンカで欠けたものの様です。
こちらのキジ白メス猫さんは、Mさん掛かり付け病院での手術となり、明日リリース致します。
今回のロシアンちゃんの手術代は私負担です。
一泊入院込み¥14040でした。
ロシアンちゃんは触れるので、私がマイフリーガードを滴下させて頂きました。
U町は、町内会がかなり協力的で助かりますが、他の猫スポットやT町も次々新たな猫情報。
先日、tangoさんから捕獲器を返して頂いた夜10時過ぎの帰り道、仙台駅から徒歩5分くらいのある一軒のお宅の庭に成猫子猫合わせて10頭の姿を見てしまい、思わず悲鳴をあげてしまいました…。
駅から近い事もあり、人通りが多く猫達は十分にご飯を貰ってないのか、ご飯をくれる通行人を待っているかの様に、子猫は歩道にチョロチョロ出ていました。
周りは道路
三毛母さんにじゃれる長毛子猫。
三毛母さんは、生後3ヶ月くらいの5匹の子猫をウーウー言いながら守ってましたが、子猫はあまり警戒心がなく、触れる子も居ました。
この親子の他に三毛二匹、黒メス、白黒長毛…ため息しか出ません。
何とかしたいのは山々ですが、知り合いもこのお宅の猫の事は知っていましたが、きっと避妊去勢には無関心の家主の様な気がします。