何かとお騒がせのTさんから17日にTさんのお友達Sさん宅の庭猫さんの相談を受け、18日の夜に猫の状態の確認とSさんと直接お話をするため訪問しました。
Tさんのお話だと、生後二ヶ月程の子猫三匹のうち触れる一匹だけを病院へお願いしたい、あと二匹は慣らしてから不妊手術をする。
母猫は避妊しない…。
子猫に関しても話が二転三転し、そのうちとかいつかとか、あまり積極的ではない様だと聞いておりました。
私が直接Sさんとお話をしていても、のらりくらりとあまり危機感をお持ちではないご様子でした。
Sさんはお一人でマンションの一階に住んでおられ、十分な広さのお庭もあり、隣のお部屋の堺も高い塀があるので、一先ず猫が入れば子育てするには良い環境です。
Sさんにご飯を貰っていたお母さん猫は、安心して子猫を連れて来たのでしょう。
Sさんには、お母さん猫を避妊手術しないとまた子猫を連れて来ますよと説得し、その費用を私が立て替える事でご納得頂きました。
子猫の預かり病院へは前もって了解を得ていましたので、早速翌日の19日に子猫とお母さん猫の保護に動きました。
Sさんが唯一触れる子猫。
そっくりなシャーシャーキジ白子猫。
三匹ともメスでした。
Sさんは、両隣部屋の方から苦情を言われていたらしく、子猫はソフトケージの中に入れておりました。
そのソフトケージは、室内ではなくベランダに置いて…。
屋根はかかってはいますが、寒暖差が激しかったここ数日、お母さん猫は我が子が心配で片時も離れず威嚇しておりました。
目の前に我が子がいるのに触れない、添い寝も出来ない状態…言葉がありませんでした。
19日無事子猫は病院へお願い出来、お母さん猫は避妊手術をして頂き、今日Sさん宅でリリース致しました。
Sさんのマンションは、ペット可だそうですが飼い猫にするおつもりはないそうです。
細かい事を言えばキリがないですが、あまり猫に対して愛情がない様に感じました。
以前にも親子猫が来ていて、やはり苦情が出たそうです。
しかしその親子猫は来なくなったとか…。
きっと苦情が出たので、ご飯をストップしたのでしょうね。
常にこの様な方とは温度差を感じるもので、何を言われても黙々と作業を進め、必要最低限お伝えすべき事だけを伝え、終わりにしたいのですが、Sさんが子猫を抱きながら『あんたのお母さんブスだね〜、ブサイクだね〜、ホントブス』と言う言葉は許せなかった。
人間は着飾ったりお化粧で誤魔化せますからね、でも性格の悪さは誤魔化せませんよね〜と言ってしまった。
基本、柳に風、暖簾に腕押しの様なSさんなので、特に気にも止めていらっしゃらないご様子でした。
Sさんへは、お母さん猫のご飯だけは呉々もしっかりお願いして来ました。
お友達のTさんにもたまに訪問して頂きます。
子猫三匹の預かり代とお母さん猫の避妊手術代(コンベニア、レボリューション、耳カット)合計¥37951でした。
Sさんは、来月の年金から数回に分けてご返済下さるそうです。
Sさん宅へ訪問した際に、キジトラのオス猫さんもおりました。
あまり若くはなさそうでしたが、首にケンカで出来たと思われるケガをしており、皮がめくれ膿が出ていました。
りんママさんから頂いたちゅーるに抗生剤を混ぜて食べさせ、数日分のお薬をSさんにお渡しして来ました。
Sさんはケガに気づいていた様ですが、元気があるから大丈夫じゃないですか〜と。
余裕があればキジトラ君も去勢したいところです。
今回のSさん宅の件、T町もまだ解決していないのに、無謀な事をしていると思われる方もいらっしゃるかとは思いますが、あのままではずっとのらりくらり何もせずの状態だったと思います。
お母さん猫と子猫全てメス猫さんでした。
あと数ヵ月後にはきっと大変な事になっていたでしょう。
Tさんが相談する相手は、私かゴンママさんしかおりません。
10頭20頭になってからではとても手に負えませんので、今回急ぎお手伝いさせて頂きました。
皆様からの貴重なご支援金を遣わせて頂きました。
ご理解頂けます様に…。