今日のお昼前に知人のHさんから連絡があり、『お墓まいりに来たら子猫が棄てられてた。どうしましょう…』と慌てた様子でした。
Hさんは、遺棄された犬一匹とやはり子猫の頃に遺棄された猫一匹を飼っておられる主婦ですが、御主人が猫が苦手らしくこれ以上は飼えないし、保護も出来ないとの事でした。
わんちゃんも難病と闘っている最中と言う事もあり、経済的にも決して余裕はない状態と思います。
とにかく子猫達はそのままにしておけませんので、うちで一旦預かる事に致しました。
どちらの墓地ですかとお聞きしたところ、加美町ですと言われても岩手出身の私にはピンと来ませんでしたが、仙台から北西に40kmの位置にあるそうです。
山の中の墓地で、子猫をそのままにしていたらカラスや獣の餌食になるか、餓死するか…よく見つけて下さいました。
一時間半後、うちの近くで待ち合わせをし、子猫と対面いたしました。
子猫達は、少し目やにはあったものの、肉付きも良くふっくらしていて、温かい車内でスヤスヤ眠っていました。
子猫達が簡単には飛び出せない深めの段ボールにドライフードがパラパラと入っていたそうです。
急ぎ自宅に戻り、状態をチェックし温かいミルクをシリンジで与えてみました。
みんなかなりお腹が空いていたようで、勢い良くごくごくと飲んでくれました。
少し落ち着いたところでフロントライン、マイフリーガードアルファをつけ、爪切りをして寒くない様に保温をしっかりして少し休めました。
体重は540g〜560g、茶白二匹がオス。三毛二匹がメスです。
まだ目の色もグレーがかっています。
生後一ヶ月ちょっとでしょうか。
明らかに飼い猫ですね。
みんな人を怖がらず近寄って来るくらいですから。
お彼岸でお墓参りをする人に見つけてもらうために、その場所に遺棄したのか、遠方からお墓参りのついでに遺棄したのかは分かりませんが、酷い事をするものです。
お母さん猫を避妊しなければ、また産まれます。
そのたびに遺棄するのでしょうか。
お母さん猫だって今頃は必死でわが子を探し回っているはずです。
何とも言いようのない虚しさでいっぱいになります。
幸い、子猫達は遺棄されて数時間で発見されたと思われます。
これがもし雨の降る中だったら、子猫一匹だけだったら…助からなかったかも知れない。
夜中から早朝の人目につかない時間帯に棄てたのでしょうね。
とにかく子猫達は元気で食欲もあり、それが何より救いです。
子猫用ドライとパウチを混ぜた物を我先にと唸り声をあげながら食べています。
夜のご飯やりを終えて急ぎ帰宅すると、待ってましたとばかりにウンチラッシュ。
軟便なので、みんなあちこちについてしまって、舐める子も居ててんやわんやです。
シャンプーしたいのは山々ですが、フロントラインもつけましたし、子猫達にこれ以上のストレスを与えたくないので、今日は拭き取るだけにしておきます。
子猫達にとっては激動の一日だったでしょうからね。
明日は病院へ行って来ます。
明日の預かりは無理だとしても、来月の譲渡会以降に預かって貰える様に何とかお願いして来ます。
一昨日、元気はあるものの、なかなかくしゃみとあおっぱなが治らないハナちゃんを病院へ連れて行きました。
三度目のコンベニアと点鼻薬を出してもらい、少し早いけどーと二回目のワクチンを接種され帰宅。
さすがに微熱が出て、その日は大人しくしていたハナちゃんですが、体重が1.7kgにまで増えていました。
チビちゃん達が来て、接触はさせていませんが、ただならぬ気配を察してか、さっきまでドタバタと何かに取りつかれた様に走り回り、カーテン登りまでしてみせました。
ハナちゃんは避妊手術終了まで宜しくと言われてしまいました。
喜んで!とお答えしたものの…。
避妊手術までには鼻の通りを良くしておきたいです。
慢性化してはかわいそうです。