今月5日の夕方、10匹近くの猫を放し飼いされているおじさん宅の猫が車にひかれて亡くなりました。
おじさん宅の目の前の道路でした。
すぐに気付き、虫の息だった三毛おかめの最期を自宅で看取られたそうです。
つい数ヵ月前にも、ハナと言う飼い猫を事故で失ったばかりです。
ハナも三毛おかめも私が関わって避妊手術をした子です。
三毛おかめは風邪がなかなか治らず、一ヶ月以上朝と晩通い栄養を摂らせ投薬をし、体調が良くなってから避妊手術をし、エイズ陽性だった事もあり私が一番気がかりだった子です。
最近では良く食べてふっくらさえしてきていたのに…8歳でした。
14日、夜のご飯やりのため三毛黒ちゃんや姫ちゃんドロンズ達の場所へ近付いた時、三毛ちゃんが道路の端で横たわっている様に見えたので、ケガでもしたのではないかと急ぎ駆け寄ると、そこには血が夥しく広がっていました。
その血は三毛ちゃんのものではなく、見知らぬオス猫のものでした。
既に息のなかったそのオス猫はまだ若々しく一歳になったかならないかだと思います。
顔の左半分の損傷が激しく、口からも出血していました。
血の臭いを嗅ぎ付けカラスが降り立ったり、他の猫達も心配そうに近寄って来るので、取りあえず大きな袋に入れ道路から離れる事にしたのですが…その体はまだ温かく、持ち上げると首がだらんと力無く垂れ下がる程やわらかく、顔からはポタポタと血が勢いよく落ちてきて…。
事故に遭って間もないのだと察しました。
そしてその血痕から、しばらくその場でもがき苦しんだ様子がみてとれました。
痛かったろうに…苦しかっただろうに…。
市のペット斎場が時間外だったので、最寄りの交番に連絡し来てもらいました。
翌日ペット斎場の方が交番に引き取りに来られ荼毘にふされます。
猫は急に道路に飛び出す事が多々あります、特に発情期のオスはメスの居る場所へと移動します。
普段渡り慣れていない道路も渡ります。
外で暮らしている以上、交通事故は仕方のない事なのかも知れない。
ですが、せめて息があったなら病院か管理センターへ、既に亡くなってしまっていたのなら区役所やペット斎場、交番へ連絡し車や人が通らない場所へ移動させて頂きたいと切に願います。
血痕を持参していた2リットルのペットボトルの水×2で流してもまだ残っていましたが、昨日降り続いた雨がきれいに流してくれたと思います。
みんな、どうか安らかに…