今日午前中に、おかめちゃんの唇に出来た腫瘍部分の写真を獣医師に見てもらい判断を仰ぎました。
扁平上皮がんの疑いがあるので、腫瘍部分を切り取り病理検査をした方が良いと言うので、午後におかめちゃんを保護し夜7時に病院に連れて行きました。
私はいつものご飯やりがあるので付き添えませんでしたが、おかめちゃんのお世話をしてくれている知人が付き添い、暫くはその方のお宅で保護して頂きます。
触れない子なので、捕獲器ごと袋に入れ麻酔をかけます。
口の中を見てもらったところ酷い歯肉炎で、もしかしたら歯肉炎が進行し唇の方まで腫れ上がった可能性もあるとの事でした。
その腫瘍部分を取り除く手術と共に、変色しボロボロになった歯4本の抜歯も行われました。
エイズ陽性と言う事は分かっていますが、白血病も心配でしたので再度検査をしてもらいましたが、幸い白血病は陰性のままでした。
その他に数項目の血液検査をし、数値が悪く黄疸が出ていた肝臓の検査を追加でしてもらいました。
現時点では何とも言えませんし、二週間後の病理検査の結果を待たないと今後の治療等も決められません。
ほとんど鳴く事もなく、警戒心の強いおかめちゃんが今日はずっと鳴いていました。
かなり怖かったのだと思います。
私も知人もひたすらおかめちゃんに謝っていました。
エイズや白血病の子が必ずこう言った病気になるとは言いきれませんが、健康体の子よりその確率は高いです。
私はまるが亡くなった直後は、同じ様に重い病気で苦しむ子のおくりびとになろうと、出来るだけの事をして最期の時が来たら私の腕の中で逝かせてあげようと思い猫達のお世話を始めたのですが、結局は全てが繋がっていて、どの段階の猫も大事なのです。
エイズや白血病に感染し苦しんでいる成猫を無くすには、最初の発情が来る前に不妊手術をしないといけないですし、子猫のうちに遺棄された場合にはカラスの餌食になる前に保護し、人慣れさせて里親様を探す努力をしなければ、一生外暮らしを強いられる結果になりますし、遺棄される子猫を減らすには不妊手術を徹底させるしかない。
日本人の意識が変われば、こう言った問題はすぐに解決されるのですが、いまだに子猫じゃないと飼いたくないとか、病気の子には見向きもしないとか、これだけの震災を経験しても『庭に植えた20本のクロッカスのうち1本が猫が折ったせいで咲かない』と文句を言って来る老人が居たり…そんなレベルの話しをしている人間が多い以上、意識を変えるのはとてつもなく難しい事ですね。
しかし、たとえ100人中1人でも耳を傾けてくれる方がいれば、やはり訴えて行かねば!ですね。